当院では各種ワクチンによる予防接種を実施しています。
対象となる方や接種回数、助成の有無などについては、年齢やご病気、ご希望によって異なります。
料金や詳しい内容については、お気軽にスタッフまでご相談ください。
1. まずは肺炎球菌ワクチンを最優先
肺炎は高齢の方や基礎疾患がある方にとって、命に関わることがある重い病気です。また、肺炎球菌は肺炎のみならず髄膜炎など、致死的で重篤な感染症の原因となる細菌です。
肺炎球菌ワクチンは、65歳以上の方や、持病のある方に特に重要なワクチンです。
- 65歳になったら「ニューモバックスNP」(公費で1回接種可能)〜自治体から案内が届き、公費(自己負担少額)で一度だけ接種できます。
- その1年後から5年以内に「プレベナー13」を自費で追加接種すると、より強い効果が期待できます
- どちらを先に打ってもかまいません。まずプレベナー(PCV13)を自費で接種し、1年以上あけてニューモバックス(PPSV23)を公費で受ける方法もおすすめです。
- 逆に、ニューモバックスを自費で受けてしまうと、その後は公費での接種ができなくなるのでご注意ください。
- 最近は、さらに多くの型に対応した新しいワクチン(PCV15、PCV20)も登場しています。現時点では上記の方法が一般的ですが、今後接種の方針が変わっていく可能性はあります。
2. RSウイルスワクチンの検討
RSウイルスは、乳幼児の感染症として有名ですが、高齢者や持病のある方では肺炎など重症化のリスクが高くなります。
RSウイルスワクチンは2024年から日本でも接種できるようになりました。
現在は自費接種のみですが、持病がある方や心配な方はご相談ください。
3. 帯状疱疹ワクチンもおすすめ
帯状疱疹は命に関わることは少ないものの、「帯状疱疹後神経痛」という長引く痛みが問題になります。
50歳以上の方にワクチン接種が推奨されており、最近は自治体の助成も始まっています。長浜市での助成は65歳からです。
ご希望の方、気になる方はお気軽にご相談ください。
まとめ
- 肺炎球菌ワクチンが最優先。 公費が使えるタイミングを逃さず接種しましょう。
- RSウイルスワクチン、帯状疱疹ワクチンも高齢者・基礎疾患のある方には重要です。
- ワクチンの種類や接種時期、助成についてご不明な点はクリニックまでご相談ください。
みなさんの健康を守るために、当院ではワクチン接種についても丁寧にご説明し、ご希望に応じて接種しています。どうぞお気軽にご相談ください。
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